Appendix A 典型的なエラー


原因を探るためにはパッケージ附属の CHECK_LIST.jp や
http://www.fml.org/fml/CHECK_LIST/ にリストアップされている項目をチェッ
クします。

例えばエラーメールの中に含まれる適当な文字列を見つけます。そして、 

	doc/op.jp に対して grep する

	エディターでその文字をサーチする

	http://www.fml.org/fml/ でドキュメントのサーチをしてみる。
	#最新版のドキュメントにはそのエラーについて言及されてるかも

などをするのがまず第一歩です。
例: エラーメールに unsafe とか permission denied とかでてきた
	% grep -i unsafe doc/op.jp

○ perlのエラー
%perl makefml install
  Can't locate getopts.pl in @INC at makefml line 104.

perlが正しくインストールされていません。perlをインストールしなしてくだ
さい。

○ MTAのエラー

例えばMTAのエラーの場合の典型例は以下のようなものがあります。
MTA(sendmail など)から返ってきたメールのエラーメッセージの代表例:

	エラー		原因
	--------------------------------------------------------
	unsafe	 	ファイルやdirectoryのpermissionがおかしい
			どこかが group writable
	loop		/etc/aliases の設定がおかしい 
			newaliases してない
	user unknown	そんなユーザはいない
			/etc/aliases に設定をしていない
			newaliases してない

	sh: fml.pl not available
			smrsh を使ってたりしますか?
			sendmail.cfをどうやって作ったかを確認

○	:include: がうまく動かない場合 (/etc/aliases)

可能性としては

	○ include ファイルの場所がセキュリティ的に問題があるためエラー
	   例えば 
		・ NFS ごし
		・ include ファイルのある場所までのどこかの permission が危ない
		   例えば /usr, /usr/local, /usr/local/fml のように順次下って
		   group writable か否かを調べる。chmod 755 をしまくる

	○ include 形式をそもそもサポートしていない
	   -> C Wrapper が必要かも知れない

などが考えられます。include ファイルの置き場所は可能な限り permission 
を落したローカル(NFSではない)場所(そこまでの階層すべての permission に
配慮する)に include ファイルを置いてみて下さい。例えば /usr/local が 
local disk の上にあるとして /usr/local/include/ の下に置いておくなどで
す。#注意: そもそも NFS ごしに setuid しようというのが間違い

C Wrapper については

	/var/spool/ml/ML名/fml.c 

というのが各ML用に作られているので compile して設定する必要がありま
す。compile そのものはその場所で make fml で実行されますが、setuid は
よ〜く注意して設定しないといけないので doc/op.jp の "fml.c の呼び方"
あたりを参考に root の人とよく相談しながら設定して下さい。
#注: 2.2 では cc のオプションに -DPOSIX がデフォールトでついています。

FYI: OSによってはインストール情報が提供されていることもあります。チェッ
クしてみて下さい。
例:	Debian Linux	/usr/doc/fml/ の下



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