1 Windows NT 4.0 Porting Status
1.1 おまけ:基本原理
MTA からプログラムを起動する機能は sendmail には昔からありますが、
一般にはありません。NT版の最大の問題点はここにあります。
MetaInfo Sendmail以外のMTAを使用している場合は、POPを使ってメール配送
全般に渡って一種のエミュレーションを行なうしかありません。
そこで次のようなことをしています。
○POP経由の自動RefileやMLの実行 (libexec/popfml.pl)
POP経由でスプールへ、POP3 を使ってMLを実行するlibexec/popfml.pl が
それの専用プログラムとして実装されています。対象としているケースは
メールはPOP3で読めるだけ
メールを受けとめてプログラムを呼べないという
OS附属のメールシステム or ポリシー
等です。裏技というカテゴリでしょうが、このやり方は汎用なのでPOP3でメー
ルが読める場合ならどんなOSでも原理的にはMLが実行できるということになり
ます。OS/2とかBeOSでもできるのかもしれませんが…
ちなみに現在までのところBeOSはperlのsocketがちゃんと動かないようなので
だめでした。
○POPでのエミュレーション
理屈としては
pop を使って取り寄せつつパイプで MH の rcvstore へ入力(inc)
pop を使って取り寄せつつパイプで fml へ投げる (ML)
は同じです。実行する下請けプログラムが違うだけです。後はこれを cron で
実行すれば、サイトに一台 UNIX マシンがあれば自分のマシンがメールを受け
られなくてもPOP3経由で自動的にメールをスプールできます。
ついでに、その後 cron で自動でfolderに入れるプログラムを走らせることも
できるでしょう。なおMHと同様パスワードは $HOME/.netrc からとられます。
どこかにパスワードを書いておかないといけないことは最大の弱点です。
inc_via_pop.pl は昔の名前(今はリンク)で、pop2recv.pl は backward
compatible の目的で popfml.pl にリンクされています。
1.2 歴史: 実験その1
上の内容を実行して動かした。動いた。特に問題なく動いた。
# コマンドは試してないのでしらない す
# Multipart とかならいいけど gnu binutils がなきゃ動かないのもおおい
error hadnlings
event handlings (now we CAN ONLY KILL FML if e.g. time out occurs)
問題は popper が腐った時にエラーハンドリング。
エラーハンドリングに目をつぶってしまえば、うごく(うれしくないぞ…)
perl 4 はたぶん問題外。perl 5 はPlISi303.EXE PlSEi303.EXE Pw32i303.EXE
あたり(でとまってる?)。インストール自体は問題ない。perl 5 がイヴェン
ト・コントロールをサポートする見込みはなさそう。
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