5 2.1 とそれ以前との互換性について
○ (従来どおりですが)できるだけ互換性を保つように作られていますが、
HOOK などは関数コールが異なるために動かない可能性はやはりあるので注意
して下さい。
○ upgrade で『config.ph から何から作り直す』人には注意が必要です。古
い config.ph のまま使うのなら backward compatible になるように動作する
ので関係ありません。
具体的にどこで区別しているかというと $CFVersion です。FML 2.1 RELEASE
ではこれが 3 になります。3 のものについては以下のような動作をします。
問題になるのは
$CFVersion = 3; でなおかつ $MAIL_LIST と $CONTROL_ADDRESS が異なる場合
だけです。
2.1 RELEASE のデフォールトは
『$MAIL_LIST と $CONTROL_ADDRESS が違う場合の $MAIL_LIST の挙動』
の時は従来と異なり『配送専用』です。
『$MAIL_LIST と $CONTROL_ADDRESS が同じ場合は
昔と同じで配送用のアドレス $MAIL_LIST で
コマンド(# command の形)を受け付けます。
』(HML 1.6 互換モード)
となっています。(以下 INSTALL ドキュメントより)
例えば (ドメイン fml.org で)
makefml newml elena
で elena MLを作ったとします。デフォールト構成は
elena@fml.org MLへの投稿用のアドレス
elena-ctl@fml.org MLのコマンドを送るアドレス
を使うように setup されます。ヘルプファイル等の見本もこの選定の元に生
成されます。ちなみに
elena-admin@fml.org MLの管理者宛のアドレス
(エラーメールなどが送られてくる)
です。
elena@fml.org でコマンド "# command" を受け付けるようにはなっていませ
ん。『$COMMAND_ADDRESS = $MAIL_LIST;』と設定することで elena@fml.org
がコマンド "# command" をコマンドとして理解するようになります。
設定は makefml config でもできます。
config.ph で
$COMMAND_ADDRESS = $MAIL_LIST;
となっていれば elena@fml.org でコマンドを受け付けます。この場合は配送
メールの X-ML-Info: というフィールドやコマンドのREPLYもすべて
elena@fml.org 宛になるように設定されます。(helpファイルは手動で書き直
してください)
# command というシンタックスのコマンドをelena@fml.org も
elena-ctl@fml.org どっちでも受け付けるようにするためには、config.ph で
$MAIL_LIST_ACCEPT_COMMAND = 1;
とする必要があります。
# 意味的には Backward Compatible というカテゴリですが、
# $COMPAT_なんとか にすると何の compatible の話か見えにくくなるので
# こういう変数名になってます。
# 以前の version ではヘッダで「elena-ctl へ」とか書いてるのに実は
# elena でも受け付けてたという仕様上の問題を再現するためのオプションです。
# いわば option TCP_COMPAT_42 みないなもんですかね
[PREVIOUS CHAPTER]
[NEXT CHAPTER]
Copyright (C) 1993-1999 Ken'ichi Fukamachi
All rights of this page is reserved.
# This Document(html format) is automatically geneareted by fwix.pl.
# fwix (Formatter of WIX Language) is fml document formatter system
# designed to generate plaintext, html, texinfo and nroff from one file.
#
# Copyright (C) 1993-1999 Ken'ichi Fukamachi
# All rights reserved.
# 1993-1996 fukachan@phys.titech.ac.jp
# 1996-1999 fukachan@sapporo.iij.ad.jp
#
# FML is free software; you can redistribute it and/or modify
# it under the terms of GNU General Public License.
# See the file COPYING for more details.