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1. はじめに

1.1 はじめに

この文書では、Linux ホストで IP マスカレードを行なう方法について説明します。 IP マスカレードを使えば、IP アドレスがインターネットに登録されていない コンピュータでも、Linux マシンを介してインターネットに接続できるようになり ます。 これらのマシンと Linux ホストは、イーサネット、あるいはダイヤルアップ ppp リンクなど、いろいろな形態で接続することが可能ですが、この文書ではもっとも 一般的なイーサネット接続について主に説明します。

この文書はカーネル 2.x のユーザー向けに書かれていますが、最近の 1.3.x カーネルにも適用できるはずです。

1.2 フィードバックとクレジット

まず最初に知っておいてもらいたいのですが、私は IP マスカレードに関して 造詣が深いわけでもなければ、経験が豊富なわけでもありません。

新しいユーザーにとって、最新の(つまり 2.x の)カーネルで IP マスカレードを 設定することは、かなりやっかいなことです。 FAQ やメーリングリストにも、この点を専門に解説した文書はありません。 また、メーリングリストには、そのような HOWTO を求める声が何度か寄せられて いました。 そこで私は、新しいユーザーのための手がかりとして、またもっと知識のある ユーザーに文書を書いてもらうための叩き台として、この文書を書くことを決心 したのです。 この文書の出来があまりよくないと思われたら、どうぞ私にそう言って下さい。 私は喜んで、もっと経験をつんだ IP マスカレードのユーザーにこの仕事を 引き継ぐつもりです。 IP マスカレードをよりよく理解している人物なら、もっといいものが書けるで しょうから。

この文書は、Ken Eves 氏による FAQ と、IP マスカレードメーリングリストに 流れたたくさんの有益なメッセージに多くを負っています。 また私が IP マスカレードを設定し、最終的にはこの文書を書くきっかけと なったメッセージをメーリングリストで送ってくれた Matthew Driver 氏には、 特別な感謝の意を表したいと思います。

情報が間違っていたり、抜け落ちている場合には、遠慮なくメールを achau@wwonline.com に送って 下さい。 あなたの貴重なフィードバックは、きっとこの HOWTO に反映されます!

訳注: 日本語訳に関するコメントは、訳者 mizuhara@ca2.so-net.or.jp に 送って下さい。

この文書の最新バージョンは、以下の IP Masquerade Resource にあります。 ここには、HTML とポストスクリプトのバージョンもあります。

1.3 Copyright & Disclaimer

訳注: この部分は原文をそのまま示します。

This document is copyright(c) 1996 Ambrose Au, and it's a free document. You can redistribute it under the terms of the GNU General Public License.

The information and other contents in this document are to the best of my knowledge. However, ip_masq is experimental, and there is chance that I make mistakes as well; so you should determine if you want to follow the information in this document.

Nobody is responsible for any damage on your computers and any other losses by using the information on this document. i.e.

THE AUTHOR IS NOT RESPONSIBLE FOR ANY DAMAGES INCURRED DUE TO ACTIONS TAKEN BASED ON THE INFORMATION IN THIS DOCUMENT.


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